考え方

無理をせず長続きする節約術のヒントとは?

必死に副業をしても収入が足りない。ちゃんと本業で働いているのに、なぜかお金が貯まらない。そんな意見をよくお聞きします。だからといって、これ以上作業量を増やすのは体力的にも時間的にも不可能に近い。こんなときあなたならどうしますか?

貯蓄を増やす方法は2通りあります。一つは収入を増やすこと。そしてもう一つは出費を減らすことです。今回はこちらの出費を減らすこと、つまり節約に焦点を当ててお話ししていきましょう。

正しい節約の仕方とは?

一口に節約といっても、長い目で見て正しい節約術を試さなければ貯金はできません。

一時的にほしいものを我慢したり、水を使わないようにするなどその場しのぎの節約は続けることが苦痛になってしまいます。

正しい節約とは「長続きできる、無理のない節約」のことです。また自分が本当に何を求めているのか、そこを明確にすると自然と無駄がない節約ができるようになります。

無理をしない節約術のヒント

絞るところと絞らないところ。この二つを自分の中でマイルールとして決めてしまうことが一番の節約ポイントでしょう。

ライフラインを節約しようとしない

一番最初に誰もが節約と聞いて想像するのは、電気代や水道代の節約ではありませんか?これは無理な節約の代表なのです。様々な地域と家庭環境がありますが、一般的一人暮らしの家庭の水道光熱費は月一万円もかからないはずです。

そして基本料金があるので、下げられる幅にも限界があります。しかも節約すると生命に直結するライフライン。ここを削るのは賢明ではありません。他に削れる項目がないかもう一度整理してみましょう。

欲しいものはその理由を考える

あれが欲しい、これが欲しい。ちょっと周りを見渡すだけで魅力的な製品は山ほどあります。新しいガジェット、きらびやかな時計、洋服…。それらを欲しいと思った理由を深掘りしていくと無理をしない節約に繋がるかもしれません。

もともと人間はみんなが持っているものを自分も欲しくなるもの。でもよく考えて、それは本当に必要なのか洗い出してみましょう。テレビCMやネット広告は本来物を買わせることが目的です。そういった情報をはじめから入れないというのも、節約に一役買いますよ。

なくならないものにお金をかける

節約は大切ですが、何から何まですべて闇雲に削っていけばいいのかというとそうではありません。お金をかけるところには、しっかり投資する必要があります。投資というくらいですから、資産になるものにお金をかけましょう。なくならないものの代表として知識、スキル、経験などがあります。自分が頭を使い勉強した知識は自分の中に取り込むことができ、それはいくら使ってもなくなりません。

そういった資産はすぐに身につくものではなく、ある程度の時間と費用と努力が必要です。しかし長い人生を考えたとき、これらの資産にお金をかけることが先々の幸せにつながっていきます。

洋服は本当にそんなに必要か

日本人はTPOを特に大切にする国民性を持っています。その場にふさわしい装いをすることが一人前の大人という認識があるので、社会人になったら礼服や革靴の購入をするのが常識です。ここは社会になじむため、必要な出費ですが普段の休みの日にきる洋服は、そんなに数が必要でしょうか。

男性と女性では立場が違うと思いますが、同じ服を着てはいけないという決まりはありません。無地のものを選べば同じ服であったとしても目立ちにくい上、着回しもできるのでオススメです。年を取るにつれて他人がそんなに自分の服を見ていないことに気が付きます。ここは節約できるところとして、服の数をおさえましょう。

買いだめるのは防災用品だけ

品物を溜め込み過ぎないというのも大切なポイントです。普段からまとめ買いがお得だと、日用品を過剰に溜め込む人がいますが、これは節約しているようで節約になっていない可能性があります。一つの製品をずっと愛用し続けると決めていればいいのですが、それでも時間の経過とともに新しい製品はどんどん開発されていきます。

新しい商品が欲しくなったとき、目の前の在庫が邪魔になるということも少なくないでしょう。保存スペースも無駄になりますし、防災用品以外は溜め込むものは二個までにしておきましょう。心配しなくてもセールは案外頻繁にやってきます。

車は持ち方次第では資産になる

よく無駄遣いの代表としてあげられる車。都会に暮らしている人と、地方に暮らしている人とでは車に対する認識がだいぶ違いますね。しかし都会に暮らす人にとって車は本当にマイナスなことばかりなのでしょうか。確かに駐車場代や維持費は毎月何万にもなります。しかし通勤に使うと自分のペースで運転でき、その運転自体がストレス発散になるという人もいます。

満員電車に揺られて二時間耐えるより、自分で運転することによって体力が温存できれば、その体力を本業や副業に使うことができます。また、休日など使わない時には人にシェアすることもできるので、やり方次第ではお金を生み出すツールにも。持ち方次第では資産になるので、節約だからといって何も考えず手放すのは惜しいかもしれません。

まとめ

大事なのは自分に合った節約の仕方を考えることです。「有名な誰かがこういったから自分も同じものを捨てる、節約する」では自分の心やライフスタイルに合っていないこともあります。無理のない節約は長続きできる節約だけと頭において、メリハリをきかせていきましょう。

自分に合った無理をしない節約で長続きできるものに。

「大事なのはメリハリ」

節約のヒント

  1. ライフラインは削らない
  2. なくならないものにお金をかける
  3. 欲しいものは理由を考える
  4. 洋服はたくさん必要ではないかもしれない
  5. 買いだめは本当にお得か
  6. 車はお金や時間、体力を生み出してくれるかもしれない
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お金って大事だポン。 はじめての「おかねの、おはなし。」特別授業で学んだことを、 友達や家族に、おすそ分けする伝道師たぬき。