保険

99%が知らない?火災保険を使えば賃貸物件を0円で直せるお得な方法

99%の人が知らない「無料で賃貸物件を直す方法」があります。

賃貸物件でよく聞く話ですが、意図せず物が倒れてクローゼットが壊れてしまったり、強風で物が飛んできて窓ガラスが割れてしまった場合、退去時に高い料金を請求されることがあります。

そんな時、皆さんが100%加入しているはずの火災保険を使えば、家が無料で直せるのです!

今回は、賃貸物件を破損してしまった場合の「火災保険の使い方」・「火災保険に加入するときの注意点」などについて紹介していきます。

お住まいの賃貸物件にキズをつけてしまい困っている方や、これから賃貸物件を契約しようとしている方は、ぜひチェックしてくださいね

火災保険で賃貸物件を直すってどういうこと?

ほとんど知られていませんが、火災保険の補償は家が燃えた時以外でも補償対象になります。補償対象になる理由は、賃貸契約時に加入する物件用火災保険にはほとんど「借家人賠償」がついているからです。

借家人賠償は、借りている部屋に損害を与えてしまった時に、原状回復するための費用を補償するものです。

例えば落雷、水災、風災、破損、汚損など、偶然の事故の場合は火災保険で補償が出ます。つまり大家さんに対して損害を与えてしまった時に費用を負担してくれるのです。

火災保険を使うべき3つの理由

①火災保険は補償される内容が幅広い

火災保険で補償されるには、意図せず壊してしまった・損害を大家さんに与えてしまったことがポイントで、以下の内容であれば火災保険で対応できる可能性が高くなります。

  • 子供が目を離した隙に壁にらくがきをしてしまった
  • 子供が床をキズつけた
  • 物を落として洗面台を壊してしまった
  • 意図せず物が倒れてクローゼットが壊れてしまった
  • 強風で物が飛んで来て窓ガラスが割れてしまった

家にキズがついてしまった時、保険会社に連絡すれば補償してもらえる可能性が高いので、積極的に火災保険を活用しましょう!

②退去時の原状回復費用を抑えられる

賃貸物件は、退去時に入居者の過失で壊してしまった設備の、修理費用を払う原状回復義務があります。

もし部屋に原状回復になりそうなキズをつけてしまったら、すぐに火災保険に連絡して対応してもらえば、退去時の原状回復箇所がなくなるので退去費用も安く抑えることができます。

③火災保険は何回使っても保険料は上がらない

車の事故の場合、保険を使うと等級が下がって翌年から保険料が高くなるので小さい事故の場合だと保険を使わない人もいます。

でも、火災保険は何回使っても保険料は一切上がりません。使わないともったいないのです。火災保険は火災保険ではなく家災保険と覚えておきましょう。

いざキズをつけてしまった場合の対処方法

賃貸物件に傷をつけてしまった場合の対処方法は…

  1. 賃貸物件の契約後に保険会社から送られてくる証書を準備する
  2. キズがついたら保険会社に連絡する

保険会社に伝える時は、保険証書の番号→借家人賠償をお願いしたい旨→今回の経緯を説明といった順番にすると、相手側も対応しやすいでしょう。その後から窓口から連絡があると思います。

補償される条件と注意ポイント。故意&退去時請求は補償対象外に。

ポイント① 偶然の事故であること

突発的なものは対応してもらいやすいです。目を離した隙の子供のらくがき、食器を落としてしまった、大きな荷物の搬入でキズつけてしまったなどは大体対応してもらえます。

一方で、濡れている箇所をほったらかしにしてカビが生えた、家具の脚から床へ着色した、みたいなものは生活スタイルのせいだと判断されやすいので注意しましょう。

ポイント② キズがついたら遅延なく申請すること

退去時に請求しても補償してもらえません。ちゃんとキズがつく度に遅滞なく請求することが必要になります。

オススメの火災保険

おすすめの火災保険はこちらです。

  • お部屋を借りる時の保険(ネットで契約可能、年間4000円~)
  • 住まいる共済(年間2250円~余分な補償は外すこと)

火災保険を契約する際、ぼったくり火災保険に注意しましょう。賃貸物件契約時に業者が指定してくる火災保険はほぼ100%ぼったくり火災です。

補償内容が悪いわけではないですが、年間1万円以上など相場の5倍近く高く設定されている場合もあります。仲介業者が高い火災保険をすすめる理由は、入居者が高い保険に加入してくれれば仲介業者に紹介料が入るためです。

覚えておいてほしいのは、火災保険の加入義務はあるけれども、どこの火災保険に入るかは入居者の自由です。管理会社や仲介業者が指定することはできないので、強く交渉しましょう!

交渉するのが怖い人は、いったん仲介業者がすすめる火災保険に加入しておいて入居した後に解約しましょう。管理会社が何か言ってきても解約して大丈夫です。家から追い出されることはありませんし、ちゃんと新しい火災保険さえ入っておけば大丈夫です。

すでに火災保険に入ってしまっている人は、すぐに解約して新しい保険に乗り換えましょう。火災保険料も大体日割りで返ってきます。

保険会社のホームページに補償されないと書いていた場合

例えば、「三井住友海上」のQ&Aでは、賃貸住宅退去時の現状回復で借家賠償や借用住宅修理費用保険金で補償してもらうことはできるかという質問に対して、

~保険金が支払われる条件は、被保険者が偶然な事故を起こして借用戸室に損害を与えた場合で、突発的な事故がない状態で明け渡す時の原状回復にかかわる費用は補償できない~

と、回答しています。

また、「エイ・ワンダイレクト」では現状回復費用は保険でカバーされるのかという問題に対し、

~そもそも保険は偶然の事故による損害を補償するもので、借主の故意による損傷は当然対象外。偶然の事故によるものであっても、保険による補償を受けるには、保険会社に対して遅滞なく報告をする必要があり、書面で保険金の請求をしなければならない~

と、しています。

一見すると「補償してもらえない」と思うかもしれません。しかし、これは退去時の原状回復費用は出せないと言っているのです。保険金が支払われる条件は偶然な事故を起こした場合で、偶然の事故による損害を補償するものであるから借主の故意による損害は当然対象外なのです。

また、遅延なく報告をする必要があるなど、何度も小難しい言葉を並べていますが、これは偶然に発生した事故で遅れることなく報告すれば保険の対象だと言っているのです。キズがついたら遅滞なく保険に連絡すれば対応してもらえる可能性が高いです。

それでもまだ不安で聞きたいことがある場合

まだまだ聞きたいことがある人は、「NPO法人賃貸トラブルたすけ隊」に連絡を取れば大体無料で相談に乗ってくれます。相談してみてよかったら情報をシェアすると同じように困っている人を減らすことになります。

まとめ

以上、火災保険の利用方法などについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

知っている・知らないで、支払わなければいけない費用が大きく変わる可能性があります。せっかく加入しているのですから、火災保険を積極的に活用していきましょう。

  • 賃貸の火災保険は借家人賠償がついているので、原状回復になりそうなキズをつけてしまったら、すぐに火災保険に連絡して対応してもらいましょう。
  • 火災保険で借家人賠償を使うためのポイントは、偶然の事故であること・キズがついたら遅滞なく申請することです。
  • どれだけ使っても保険料は上がらないので、入居中の家災保険として、うまく使いましょう。
ABOUT ME
recoin-admin
お金って大事だポン。 はじめての「おかねの、おはなし。」特別授業で学んだことを、 友達や家族に、おすそ分けする伝道師たぬき。