結婚が決まって、結婚式をするという流れは一般的ですよね。今までは豪華な結婚式をあげて門出を祝う風潮も強かったですが、現代は「結婚式にかかるお金をこれからの生活費に回したほうがいいよね」「コストもかかるので家族だけで小さな結婚式をあげよう」「写真だけの結婚式にしよう」など、小さくしていく傾向が強く、結婚式をあげないという選択肢を選ぶ人も増えてきました。
結婚式を挙げる理由として多いのは「親孝行」、「ほかには人に祝福してもらいたい」、「人生のけじめとして」、「世間体を気にして」などがありますが、果たしてそれが正解でしょうか？
結婚式は家族や友人が一同に集まり、とても暖かい空気に包まれ「やってよかったな」と思うほど、いいものでもあります。この感情は一生物ではありますが、無理に挙式をあげるとそのツケが長い間付きまとってしまうのも事実です。そんな中、借金をしてまで結婚式を挙げるべきか？について考えてみたいと思います。
結婚式費用は全国平均350万。借金してまで挙式する必要あるか考えよう
結婚式は、もちろん価値観もあるので各自好きに挙げていいと思います。しかし、借金してまで式を挙げることはオススメしません。親の気持ちとしても、借金をしてまで結婚式を挙げることは快く思わないと思います。
結婚式ははっきり言ってしまうと浪費です。結婚式を挙げたからといって将来的にお金的リターンがあるわけではありません。時には損しても心に潤いを与えることが必要で人生を豊かにするもので浪費＝駄目ではないのですが、損をして今後何年も辛い思いをしてしまうなら考えものです。
現実的に結婚式は非常に高額です。結婚式の見積もりは不透明で相場が分かりづらい式場が多いのも現状です。
2018年度の挙式と披露宴の費用は全国平均350万円程度で、一番費用がかかっているのが招待者の飲食代で招待人数によって金額が変わってきます。しかも式の前日までに支払いを終えないといけないといけないケースが多いのです。わずか数時間のために手間も時間もお金もかかるということを理解しておきましょう。
結婚式を挙げない選択、質素倹約な結婚式にする人も増えている
最近は結婚式を挙げない選択をする人もいます。結婚式用資金で不動産投資や投資信託をして、収入や時間的自由を増やしているケースもあるのです。結婚式はしたいけれども、大きな結婚式はちょっと…という人は、身内だけの小規模なものやレストランウエディングなど比較的金額を抑えられる形の結婚式もあるので参考にしてほしいと思います。
どうしても結婚式をせざるを得ないという人も中にはいるかと思いますが、結婚式をするのであれば、マイナビウエディングなどでお得プランを見つけたり、式場探しで6万円もらえたりするので、賢く安く結婚式を行うべきです。
３組に１組が離婚する時代。離婚理由の８割は「お金」
結婚式はゴールではなく、夫婦生活の始まりです。世間で言う結婚式を挙げたり、マイホームを購入したり、車を買ったりといった「普通」の生活は、今や一般的な収入では難しい時代になっています。よほど収入がない限り、したいことを全部やるというのは無理で、自分の資産をどこに投下するかが大事になってきます。
離婚理由の8割はお金です。愛と恋では乗り越えられないときもあるのです。お金がないといろいろと我慢しなくてはいけなくなるし、我慢が積もるとイライラしやすくなります。人は余裕がなくなると心がすさんでしまうのです。
結婚式はゴールではありませんが、どうしてもやりたい！という人はやらなくて後悔するなら結婚式を挙げたほうがいいと思います。結婚式をしたいなら自分がなぜ結婚式をやりたいか突き詰めてみましょう。今は3組に1組の夫婦が離婚する時代です。結婚式をしたからと言って幸せになれるとも、離婚しないというわけでもありませんので、自分の価値観と合うかをしっかりと考えましょう。
夫婦にとって「幸せの基準」をはっきりさせる
最終的にパートナーとよく話し合って判断するとは思いますが、お金を使うのは自分の人生の時間を使っていることと同じ意味です。借金をしてまで結婚式を挙げるのは個人的にはオススメできません。お金を借りてまで結婚式をする意義はあるのかをパートナーと話し合ってください。2人の幸せのために結婚費用に使うのか、家を購入して心の豊かさのために使うのかなど、価値観のすり合わせが必要です。問題を先送りにすると、後で相手に不満をもってしまうので、今のうちに納得できるように話し合っておきましょう。
まずは「夫婦二人が今後どういった基準で幸せなのか？という軸を決めること」がとても大切です
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