今よりも生活を楽にしたい。豊かになりたい。
誰でも少なからずそのように思われているのではないでしょうか？
お金はあくまで手段にすぎませんが、資産を作れれば人生は豊かにできます。
今回は資産形成についての考え方の基本についてとある名著からご紹介します。
「バビロンの大富豪」について
1926年「バビロンいちの大金持ち」という本が出版されました。
古代バビロニアを舞台にお金の守り方、増やし方について学べる本として金融マンを中心にベストセラーとなりました。
お金について本格的に考えようと思った方の諸学におすすめの「長期分散投資」や、
まずは貯金をしましょうといった内容がわかりやすく書かれています。
今回はその「バビロンの大富豪」のエッセンスをご紹介いたします！
①収入の10％を貯金しよう
貴方の資産を増やすためには必ず収入の一部を貯金しなければなりません。
例えば月々の収入が20万円の方が2万円を貯めるイメージです。
2万円の貯金がそんなに大金になるの？と思われる方。
長く行うことが必ず必要ですが、必ずその金額を貯められれば10年で240万円、30年間で720万円貯めることができます。
サラリーマンの方の一般的な生涯年収は2億円前後ですので、これだけでも2000万円は貯められる計算になります。
年金2000万円問題がテレビで話題になっていましたが、十分こちらで対応できますね。
②欲望に優先順位をつけよう
皆さんのやりたいことはどんなことがあるでしょうか？
車が欲しい、海外旅行に行きたい、高級ワインを飲みたい等々、やりたいことはたくさんあるのですが、人の欲望にはきりがありません。
欲望に優先順位をつけることで、限られたお金で本当にやりたいことをやりきることができます。
まずは年収の10％を貯め、残りの90％で生活することが何より大切です。
それを行うことにより、お金の悩みから解放され、生活の満足度を上げることができます。
やりたいことの明確化をすることによっていらない支出を削減することが大切です。
③蓄えたお金を働かせよう
例えば皆さんが60歳くらいにお金を2000万円持っていたとして働かなかったとします。
そうすると瞬く間に資産は消えてしまいますよね。
そうならないために、お金に勝手に働いてもらう仕組み作りも必要です。
いわゆる不労所得、資産所得といった考え方です。
例えば世界の株式に均等に投資をする「世界株インデックスファンド」というものを活用した場合、過去実績で年間3～7％くらいでのペースでお金が増えています。
仮に3％だった場合には30年間2万円積み立てていた場合に720万円から1160万円を生み出すことができます。
7％の場合は2353万円にまでふくれあがり、なんと1633万円も追加で貯めることができます。
もちろん短い期間で見ると減ってしまうこともありますが、長く行っていくことで資産を増やすことにつながります。
また、別の考え方として「富裕層と労働者の違い」を覚えておく必要があります。
労働者は、自分の働いた時間に対してしか収益を上げることができません。
しかし、株や債券といったものを使える富裕層になれば、自分のお金が勝手に利益となり、人の労働で収入がが得られるようになります。
投資やお金というと「きたない」「卑しい」こういったイメージがある方がいらっしゃいます。
しかしビジネスがなければ人の生活はたちまち困窮します。
社会貢献としてもお金に働いてもらうことで豊かになれるわけです。
④危機や天敵から金を堅守せよ
人は勝手に物事を楽観視している節があります。
例えば日本での特殊詐欺の件数は16000件ほどあります。
オレオレ詐欺に気を付けましょうという話は誰でも聞いたことがあると思いますが、
甘い話に乗ってしまうわけです。
他にも、まさか自分が病気に、まさか火事に……
貯めたお金を泣く泣く使わなければいけない危険性があります。
資産保全をしっかり行わなければ、資産形成した場合でも思わぬ落とし穴に足元をすくわれます。
無用な危険性を捨てるために保険に入る、健康診断を受ける等は必要な対策です。
⑤より良きところに住もう
生活の幸福度は貯金のモチベーションにつながります。
ただ、ここでお伝えしたいところは庭付き一戸建てに住みましょうであったり、銀座の一等地に住見ましょうであったりではありません。
人はマーケティングに乗せられて本当の幸福と別の場所に価値観を置いてしまうことがあります。
「結婚指輪にダイヤを」「月収の3か月分の結婚指輪を」
一度は聞かれたことのある価値観だと思います。
実はこれは売れないダイヤを売りたいと考えたデビアスという会社のＣＭから作られた価値観です。それまではダイヤの指輪を受け取る花嫁は5％もいなかったそうです。
この価値観はあなたの価値観でしょうか？
住居のみの話ではないですが、自分の価値観と向き合って、人生を考え抜くことが大切です。のどかな場所に住みたいと感じているから地方に住もう。
通勤時間が近いほうがいいから会社の近くで探してみよう。
どれも良きところに住んでいるのではないでしょうか。
⑥今日から未来の生活に備えよう
人は必ず老いて死にます。
なかなか自分が死んでしまうことや老いることを常に考えている人はいません。
多くの方はまだまだ元気だから大丈夫と考えがちです。
しかし、一生働いて、急死する方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
例えば、平均寿命と健康寿命には10歳くらいの差があるので、10年は介護の状況が平均です。
その時に初めて対策を考えたのでは対応できないことが多いです。
対策をするのは若い時期の間ですから、時すでに遅しです。
お金を貯めることと危険回避は必ず同時並行する必要があります。
蓄財もそうですし、健康状態が悪化しないように深酒しない、ランニングをするといったことも大切な考え方です。
悪習慣をやめることで人生を豊かにするという目的と手段がイコールになると思います。
先を見据えることで今だけにとらわれない分心理的に豊かになれます。
⑦自分こそ最大の資本
そもそも富を生むためには自分自身が動く必要があります。
働かなければ資産を作る土台にも上がれないわけです。
例えば1000万円を運用しても1年の生活費を稼ぐことはほぼ不可能です。
世界で運用がうまい人として名前が挙がるバフェットさんですら年利10％と言われていますから
1000万円を元手に１年間で100万円を作れたらすごいわけです。
本当のお金持ちになるには起業等ビジネスにおいて成功しなければなりません。
自己研鑽して自分で稼ぐことは圧倒的に強いです。
リストラに対してのリスクヘッジにもつながりますし、会社に縛られません。
自分の人生を楽しむために自己研鑽は必ず必要です。
いかがだったでしょうか？
この7つの教えを守ればお金で困ることはありません。
今日から実践してみんなで豊かになりましょう！
