遠くに旅行へ行きたいけれど交通費が意外に高くてびっくり!断念してしまうケースもありますよね…
そんな時におすすめなのが「青春18きっぷ」です!交通費を抑えて遠距離旅行を楽しめます。
ただ、聞いたことはあるけれど、使い方がわからず利用までに至らないケースが多いようです。「18才までの学生が対象なんでしょ?」「大人は使えないの?」など、疑問点がたくさんあります。
今回は、青春18きっぷで賢く安く旅行を楽しむ方法を徹底解説していきます。こんなに便利な切符を使わないのはもったいないですよ!
老若男女みんな使える!「1日乗り放題」が5回使える

主として学生向けの商品として企画されたが、利用者の年齢制限はなく、小児運賃の設定もない。
「青春18きっぷ」の名称の由来については、当時国鉄旅客局長だった須田寛により、青少年・学生をイメージした「青春」と、その象徴的な年齢で「末広がりの8」にも通じる「18」を組み合わせたと、後年に須田が説明している。引用:wikipedia
「18歳の人しか使えない」という意味ではなく、子供、大人、老若男女みーんな使えます!
「大人になっても、18歳の若かったあのころの気持ちに戻って旅をしませんか?」といった意味が込められています。
全国のJR線の普通列車や快速列車に乗り放題の電車券です。具体的には、定められた利用期間において「1日乗り放題を5回に分けて」楽しめます。常に販売されているわけではなく、毎年長期休暇シーズンに対応して販売されているのが特徴的です。
詳細は下記の通りです。
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夏:7月1日~8月31日 冬12月1日~12月31日 |
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夏:7月20日~9月10日 冬:12月10日~1月10日 |
参考:JR
青春18きっぷ【基本ルール/使い方/注意点】
画像:wikipedia
青春18きっぷを使いかたがわかるように最低限知っておくべき基礎知識と使い方、注意点などについて列挙します。
基本ルール
- 年齢制限なし
- 1日分は「午前0時から翌日0時」に対応
- 利用期間内に「一日乗り放題を合計5回」まで楽しめる
- 連続した日付で使わなくてもよい
- 有効期間内で未使用なら「払い戻し」ができる
使い方
- 乗車の際は「日付スタンプ」を押してもらう
- 下車するときは「切符を見せるだけ」でわたさない
- スタンプが5回押印されたら終了
- 複数人で使用する場合は人数分スタンプが押される ※5人のグループ旅行であれば一日のみ利用可能
注意点
- 「JR線」のみでしか利用できない
- 利用期間内でしか使えない※ゴールデンウィークや利用期間外の私的な長期休みは利用不可
- 使い切れなかった分は、次の利用期間で使えない
- 一回でも使用したら払い戻しができない
- 払い戻しの際220円の手数料がかかる
青春18きっぷ旅行が節約につながる理由
青春18切符での旅行をおすすめする理由は、圧倒的にコスパがよいところにあります。
東京から京都へ行く工程で費用を確認してみましょう。
【普通切符】東京→京都へ電車で移動した場合
東京駅→(JR東海道本線・熱海行き)→熱海駅→(JR東海道本線・浜松行き)→浜松駅→(JR東海道本線・豊橋行き)→豊橋駅→(JR東海道本線新快速・米原行き)→米原駅→(JR琵琶湖線・京都行き)→京都駅
所要時間は約8時間半で、金額は片道8,210円となります。
青春18きっぷは一日あたり2,370円に相当するため、8,210-2,370=5,840円得をします。
東京→京都間を「普通切符」or「青春18きっぷ」で比較した場合、5,840円お得に!
【新幹線】東京→京都へ新幹線で移動した場合
東京駅→(JR新幹線のぞみ43号)→京都駅
所要時間は約2時間で、金額は13,910円(乗車券:8210円+指定席:5,700円)です。
同様に計算すると、13,910-2,370=11,540円も得をします。
このように、青春18切符は長時間電車に乗らなくてはなりませんが、節約という目的を果たすのであれば一流の働きをしてくれます。
ゆっくり景色を楽しんだり、途中下車をして様々な土地を楽しむということができるので、時間に余裕がある時や、いつもと違う旅行をしてみたい人におすすめです!
東京→京都間を「新幹線」or「青春18きっぷ」で比較した場合、11,540円お得に!
青春18きっぷの節約以外の魅力3つ
青春18きっぷの魅力はコスパが良いこと以外にもたくさんあります。ここでは3つの魅力を紹介します。
乗り降り自由!いつもなら行かない名所にも気軽にいける!
乗り降りが自由であるため、気になった駅で下車することができます。そのため、目的地にたどり着くまでの途中、休憩がてら名所を観光するという楽しみ方もできます。
周りの景色や町をみながら、直感で寄りたい!と思ったところでふらっと降りることができるのは魅力的ですよね。また、何回も切符を購入する手間がない点も楽です。
自分で運転する手間や渋滞に巻き込まれない!安全旅行
車や高速バスについては衝突事故やあおり運転など悲惨なニュースが最近は多く、安全とはいいがたいです。一方、電車は渋滞に巻き込まれることもなく、自分で運転する手間もないので、安全な旅行手段といえるでしょう。その点で、青春18きっぷなら安全に旅行できます。
窓口で購入するだけ!気軽に購入できる
バスと違って手配の手続きがいらない点も青春18切符の魅力です。インターネットでバスの時間を調べたり、予約申し込みをしたりする必要がありません。窓口で購入するだけで旅行に出発できます。
青春18きっぷ旅行3つのコツ
青春18きっぷの旅行は「移動に長時間かかる」という特徴があります。メリットでもありデメリットでもある点を踏まえて使い方のコツを説明します。
特急列車や新幹線と組み合わせる
普通列車や快速列車のみだと、どうしても目的地にたどり着けない場合があります。その際には、新幹線や特急列車を利用する必要があります。また、観光地を巡る時間を増やしたい場合も同様となります。あくまで節約となる範囲内で柔軟に利用するのがコツです。
ジョルダンなら「青春18きっぷ検索」ができる
青春18きっぷでルートを調べる際には、通常の検索と同様にアプリやネットサービスを利用します。ただし、そのまま検索すると、新幹線や特急列車の候補が出てきてしまいます。条件設定のオプションで関係ない利用手段を表示させないように設定しましょう。また、「ジョルダン」の乗り換え検索では「青春18きっぷ検索」という機能がついています。このように設定しなくても済むサービスもあるので参考にしてください。
移動時間を楽しむモノがあると良い
新幹線や特急列車を利用しない場合、かなりの長距離を移動することになります。しかし、その時間を自分の好きなことに費やすことができるのも青春18きっぷを利用する魅力の一つです。好きな小説を読んだり、はまっている携帯ゲームに没頭したり、何をするのも自由です。電車内でやることがない状態を楽しむと割り切ることもできますね!
時間がいつもよりかかることを「ゆっくり楽しむ考え方」
青春18きっぷで旅行する際の【注意点】
青春18きっぷで旅行する際は一般的な旅行と異なる注意点があります。トラブルで旅行が台無しにならないように最低限の注意点を説明します。
無計画に出発するのはNG
計画を立てずに旅行を開始すると目的地にたどり着けない場合があります。例えば、終電に出くわして途中の駅で降りなくてはならないケースです。仮に、旅館やホテルを予約している場合はキャンセル費を取られる可能性があります。節約どころか無駄な出費につながりかねないので注意しましょう。
途中で降りるときは「時刻表」を確認する
途中で降りられるというメリットをご紹介しましたが、その際に注意点があります。地方だと1時間に1本など電車の本数が少ないことがあるため、再び乗車するのに長時間待たされることがあります。旅行のスケジュールを崩さないためにも、途中で降りる場合は必ず時刻表の確認だけは忘れないでください。
余計な荷物は持っていかない
青春18きっぷでの旅行は電車の乗り換えが多い傾向にあります。その際に後悔しがちなのが荷物です。たくさん持っていくと体への負担が大きくなるほか、電車内に置き忘れる恐れが生じます。その点で、最低限の荷物を取捨選択することが大切です。また、現地で観光をするとお土産などの荷物が増えていきます。その場合は、現地周辺のコンビニやホテルから自宅まで荷物を発送するように手配すると帰りが楽になりますよ!
青春18きっぷ まとめ7選
青春18きっぷは旅行における交通費を節約できるのはもちろん、気軽に旅行を楽しめるというメリットがあります。電車にゆられてゆっくり旅行できる点も味わい深いといえるでしょう。旅行の楽しみ方を広げてくれるアイテムなので、ぜひ活用してみてください。
あー、旅行に行きたくなってきた!
【青春18切符】
- 「18歳の人しか使えない」という意味ではなく、老若男女みーんな使えます!
- 利用期間内に「一日乗り放題を合計5回」まで楽しめる
- 「JR線」のみでしか利用できない
- 移動時間を楽しむ
- 安い!
- 無計画旅行は電車時刻縛りがあるので、計画的に!
- 荷物は身軽がおすすめ
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