考え方

お金で得する人・損する人の違いは?将来のために知っておきたい8つの考え方

「絶対に損をしたくない」人が、お金で得をするとは限りません。

日本は安定志向の人が多い国です。投資を避けて貯蓄を好んだり、価格の安さを優先する傾向にあります。一見堅実でお金に恵まれそうではありますが、それだけで得をすることはできないでしょう。

では、お金で得をするにはどうしたらいいのか知っていますか?実は、お金で得をする人・損をする人は「お金に対する考え方」が大きく違います。今回の記事ではその違いについて深堀りしていくので、今のご自身の考えはどちらに近いか見ていきましょう!

お金で得をする人の多くには次のような特徴があります。

  1. 時間を軸においた行動をする
  2. トータルで得するように考える
  3. 価格ではなく価値で買う
  4. 投資・消費・浪費の判断ができる
  5. 固定費に敏感
  6. 「自分だけは損をしたくない」という考えを持たない
  7. 一人勝ちしない
  8. 人のせいにしない

お金で損をする人は、得をする人と逆の行動をしたり、「絶対に損をしたくない」と考えている人が多いです。では、それぞれの項目について詳しく解説していきますね。

得をする人は「時間」を軸に置いて行動する

得する人は、お金より時間(時間単価)を軸に置いて行動しています。

例えば、遠くて500円安いスーパーより、近くて500円高いスーパーに行ったり、通勤に片道1時間かかる家賃5万円の家より、会社まで片道徒歩10分で家賃10万円の家に住んだりします。

では、得をする人は、どうして近くて高いほうを選ぶのでしょうか。それは、自分をタダだと思っていないからです。人が1日に消費できるエネルギーは決まっていると言われています。得をする人は自分を安く考えず、時間単価を軸に行動しているので、自分にとって大切なことに時間を使いたいと考えて行動している人が多いのです。

逆に損をする人は時間単価の考え方が抜けがち。金額だけで判断して、安いけど遠くのスーパーに行ったりします。気をつけておきたいのは、何となく良さそうなほうを選ぶのと、トータルの利益を分かった上で判断して選ぶのでは大きく違うということです。何にしても、本当の意味でお得かを判断できるかが大切ですよ。

また、得をする人は自分の時間だけでなく相手の時間も大事にします。相手が自分に使ってくれている時間はとても貴重な時間だと理解しているからです。

質問一つにしても、答える側は答えるまでの時間やノウハウを吸収するまでの時間など、質問者よりも圧倒的に時間を使っています。さらに自分と相手の時間単価は違うことが多く、もし自分が質問する立場なら、「自分の時間単価<相手の時間単価」だと思っておきましょう

相手の時間を大切にしてくれない人に、果たして教える気がおきるでしょうか。相手の時間も大事にする人は、人に好かれたり、早く回答を得られたり、時間単価も上がったりして結果的に得をします。質問に限らないことですが、相手の時間をもらうことに最大限の敬意を払ったり、相手の時間をできる限り奪わないように配慮しましょう!

トータルで得するように考える

お金で損する人は目先の損得だけこだわる人が多いです。逆に得をする人は視野が広く、見えない資産があることをよく理解しているので、お金は損をするけれども、ノウハウや情報、信用などの見えない資産を得ようとします。

例えば、信用を得ることはコミュニケーションコストの削減につながり、いい話が優先的に入ってくるなど、目に見えない資産を積み重ねることによって将来的にトータルで得するように考えるのです。

不動産投資を例にすると、コネも何もない状態で最初からいい物件を紹介してくれることは難しいです。最初のうちは利益を得ようとせず、損はしない60点そこそこの物件を買っていきます。

ここでは付き合いをつくったり、自分の買うという姿勢を見せるのです。そうすると、次第に信用ができて、まだHPに掲載されていない良物件を回してくれるようになり、トータルで利益を得ることができるようになります。

また、大家さんの例を挙げると、成功している大家さんの場合、たとえ100万のリフォーム代が80万に抑えられる格安業者があったとしても、知り合いの大工さんに仕事を頼みます。知り合いだと丁寧な仕事をしてくれるし、何かあったときに駆けつけてくれたり、優先的に仕上げてくれたりして、結果的に入居者がついてトータル的に得をするのです。

逆に失敗している大家さんの場合は、安さを優先して格安業者に依頼したり、自分でやります。自分でやると安いように見えますが、その分時間を使ってしまいますし、値切りまくると、相手も人間ですから頼んだ仕事も適当にされたり、できあがりまでの時間が余計にかかったり、結局空室ができてトータルで損をしてしまうのです。

結局のところ人付き合いの話になるので、不動産投資の場合は長い付き合いになることを考えた判断をしたほうがいいでしょう。得する人は視野を広くして、トータルで考えているのです。

価格ではなく価値で買う

得をしている人は価格に惑わされません。価格だけに魅力を感じないで、本当の価値はいくらなのか。価値はなくても別のところに価値を見いだせるかを考えることが大切です。

タクシーや新幹線のグリーン席の利用や家事代行などにしても、お金で得をする人は時間単価を意識して使っていることが多いです。自分の時間単価が低い間は無理をする必要はないですが、その時の価値で考えてみましょう。

また、得をする人は「安心・見栄・最新」といった言葉にも惑わされません。安心、見栄、最新は意外と高くつきます。

安心例 保険・セキュリティーサービス・賃貸
見栄例 家・車・ブランドもの
最新例 車・マンション・洋服・バックなど値落ちが激しいもの

一番怖いのは思考が停止してしまうことです。価値は時と場合と立場などによって変わります。だから「この価格だから高い」と考えるのではなく、「モノの価値」をちゃんと判断できるようになることがとても大事ですよ。

投資・消費・浪費の判断ができる

投資 買った価格以上の価値をもたらしてくれるもの
消費 生活に必要なもの
浪費 生活に必要ないまたは買った価格の金銭的価値もないが、心を潤わせてくれることが多いもの

浪費は生活に必要ありません。でも、人生を豊かにしてくれる大事なものです。お金だけをためても心が豊かではありません。投資と消費と浪費のバランスが大事なのです。

同じものでもタイミングによって投資にも浪費にも消費にもなります。大切なことは「このお金は投資なのか、消費なのか、浪費なのか」を判断できることです。

「自分だけは損をしたくない」という考えを持たない

「絶対に損したくない」と思っている人ほど結局損をしていることがあります

例えば、値切るにしても、自分の都合しか考えない値切り方はあまり良くありません。根拠のある値切りはもちろんのことで、いい値切り方は、継続的なお付き合いとか、即決、大量発注、相手の手間を減らしたり、最近ではYouTubeで自分の制作動画で広告希望相手のPRをただでするといった、相手にもメリットを提示するやり方です。

人は、自分の利益しか考えていない人の力になろうとは考えにくいものです。結果、自分だけは損したくないという考え方の人には、いい人やいい話は集まりにくいでしょう。

また、損をしたくないという思いの強い人が損をするのは、人間関係の作り方やお金と上手に付き合う方法を学んでいないのも理由の一つです。お金による人の幸福感は、年収800万~1,000万ぐらいで飽和に近い状態になると言われています。

その先の幸せを与えてくれるものは結局人間関係なのです。しかし、人はお金を持つと孤独になりやすくなります。周りの反応が変わったり、気づかない間に自分が変わってしまったり、その辺りで孤独になりやすいのです。孤独になると余計なお金を使うことになったりして損をしてしまいます。

だから、お金を持ったら持ったなりの人間関係の作り方を学んでおく必要があるのです。良い人間関係の作り方を学んでおくことで、収入が増えたり、いい部下に恵まれたり、いろいろなことがよくなっていきます。だから、今のうちから学んでいきましょう!

得をする人は一人勝ちしない

大きく儲かって独り占めする人がいます。例えば、会社の社長さんです。仮に会社が1億円儲かったとしても、社員には決められた給与を支払えばいいわけで、法的には問題ありません。契約上、給料が30万円なら払うのは30万円でいいわけです。

でも人の心は理屈ではありません。自分の給料は変わらないのに社長が高級車を乗っているのを見たらどう感じるでしょうか。契約上、法律上の問題はないと分かっていても、儲かったのは自分たちの頑張りもあったのにと思うかもしれませんよね。

一人勝ちみたいなことをしていると、優秀な人が辞めていったり、社員のモチベーションが上がらなかったり、結局、社長自身が損してしまいます。損得だけで判断するのが悪いわけじゃないのです。ただ、友人でも仕事でも、1人だけ得をするような行動や、損得だけで判断する人は周りの協力が得にくいでしょう。

信用は積み重ねです。なくすのは一瞬ですが、積み上げるのには長い時間がかかります。お金の話は人を通じて運ばれてきます。失敗したとしてもちゃんとまた積み上げていけば、見ている人は見てくれています。三方よしとか、与える概念がある人は長い目で見ると人が集まってくるので、最終的に得をしやすいのです。

人のせいにしない

仕事でも恋愛でも、人間関係でも、得をする人は自分に原因があると考えて自分のできることを変えていける人です。これは自分を責めることではありません。結局自分が変えられるのは自分と未来だけです。自分に原因があったと考えて行動を変えていくことができる人が得をしていくのです。

まとめ

物事を判断できる自分の軸と知識があることが大切です。まずはお金や時間、人との付き合い方、いろいろな人の生き方などを知ることから始めましょう!この辺は人それぞれで必ず正解というものはないと思います。

何も困っていない人はそのままでもいいと思います。でも、そうではない場合、豊かな人やうまくいってる人の考え方とか、行動をまねしてみましょう。スポーツでも何でもうまい人のまねから入りますよね。恋愛もお金も人付き合いも、うまくいっている人にはうまくいっている考え方があるのです。

考え方が変わると行動が変わってきます。行動が変わってくると自分のレベルが上がっていきます。自分のレベルが上がると、恋愛でもお金でも人付き合いでもうまくいくようになっていきます。

まずは知ることから始めて、自分の考え方や行動を変えてみましょう!自分を変えていける人が、お金で得をしていく人に変わっていけるのです。

  1. お金より「時間」を重視。自分にとって大切なことに時間を使おう!
  2. 目先の損得にこだわらず、ノウハウ・情報・信用を得る
  3. 「安心・見栄・最新」に惑わされない。価格より価値を意識
  4. 「投資・浪費・消費」を判断してバランスを保つことが大切
  5. 固定費に敏感になろう!
  6. 自分の利益だけ意識せず、よい人間関係を築く
  7. 一人勝ちはしない。信用を積み重ねれば、お金は運ばれてくる
  8. 人のせいだと思わない。行動を変えて、未来と自分を変えよう!
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お金って大事だポン。 はじめての「おかねの、おはなし。」特別授業で学んだことを、 友達や家族に、おすそ分けする伝道師たぬき。