今月も手元のお金がギリギリ…このままがむしゃらに働いていてもこれから先にお金がたまるか不安…
そんな時、家計の見直しをしよう!と思っても「もう削れるところないよ…」と感じることも多くないでしょうか?
毎月の支出を減らすためにすぐできて、効果も確実なのがスマホ代の見直しです。
月15,000円以上スマホ代を支払っているような人なら、月額2,000円程度の通話付き格安SIMプランに変えるだけで年間15万円以上の節約になります。
格安SIMに切り替えるだけで、毎月の支払いを平均ー3,000円〜5,000円程度節約でき、年間6万円ほど携帯代が安くなる可能性は大いにあります。
結論を先に書きますと、オススメ格安スマホ会社についてなのですが、例えば、LINEモバイル、mineo(マイネオ)、楽天モバイル、DMM mobileなど30社ほどと多くありますが、どこの会社を使ってもらっても差はそこまでないと思いますので本人の好みの問題になってきます。
人によっては今の携帯代の半分以下になることもあるので、これを機にぜひ格安SIMを真っ先に検討することをおすすめします!まだスマホ周りの節約をしていない人向けに、わかりやすくお届けします!
【格安SIMの結論】
- 解約違約金1万円は、格安SIMに乗り換えれば2~4カ月で取り戻せる
- 「端末代を一括で払うのが難しい人」こそ、親族に借りてでもすぐに乗り換えるべき!
- 意識しなくてもお金が貯まる仕組みを作ることが大事
そもそも格安SIM・スマホってなに?
今、使っている携帯代はいくらですか?
今回は、ドコモ、au、SoftBankの大手携帯電話会社(以下、大手3キャリア)と契約している人を対象にスマホやiPhoneの月々の携帯代の見直しについて。
現在、携帯は誰もが持っているもので、取り掛かりやすく見直しやすいのがポイントです。
携帯代の見直しをするには、まずは現在の携帯代金を確認することからはじめてみましょう!
大手3キャリアと契約してる人は、端末1台あたり月額だいたい6,000円~1万円の料金を支払っていると思います。年額でいうと1人で8万~12万程度ですが、家族全員となるとかなり家計の負担になっているのではないでしょうか。(総務省調べ世帯平均年額約16万8千円、家庭の支出内での割合は4.5%)
安い料金・今までと変わらない通信品質で、安く使える!
さて、そもそも「格安SIM」とはなんでしょうか?よく聞くけれども、いまいちよく分からないという人も多いと思います。
簡単に言えば、格安スマホとは「普通より安く使えるスマホ」です。機能は普通のスマホとほとんど差はないけれど、普通のスマホよりも通信料がとても安く抑えられるんです。
格安スマホの利用開始には格安スマホ会社が提供してる「SIMカードが必要」です。これがいわゆる「格安SIM」と言われています。
SIMカードには契約者を特定するための電話番号などの情報が記録されていて、SIMカードを交換することによって、契約する通信会社を変えることができ、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)よりも安価なところへ乗り換えることができます。
また、端末を変えなくても、端末に差し込むSIMを格安SIMに変えて使うことができる端末もあります。
SIMカードは3種類あり、それぞれ端末に合ったSIMカードを用意する必要があります。ちなみにSIMカード自体は貸与品なので、契約終了時には返品が必要になっています。
格安SIMのメリットは、とにかく安い!安かろう悪かろうの時代は終わった!
格安SIMは1台あたり2,000円~5,000円程度!
格安SIMのメリットはなんといってもその「安さ」です。
格安SIMの携帯代は、1台あたり約2,000~5,000円程度。
もちろん契約内容にもよりますが、もし大手3キャリアから格安スマホに乗り換えた場合、毎月の携帯代が3,000~5,000円ほど安くなります。
若干の金額変動はあるものの、大手キャリアと契約しているときから、2年間のトータルで考えると10万円も携帯代が安くなったりする場合もあります。
1人でもこれだけ安くなるのですから家族で乗り換えるなら、その何倍もの効果になります。
例えば、大手3キャリアから格安スマホへ乗り換えた場合に、携帯代が5,000円安くなるとします。この差額の5,000円を働いて稼ごうとすると、時給1,000円のアルバイトであれば5時間働かないといけませんよね。
税金のことも入れると実質5時間以上働く必要があります。時給1,000円のアルバイトで5時間以上働いて5,000円稼ぐのと、毎月の携帯代を5,000円抑えるのではどちらが簡単でしょうか?
もちろん支出を抑えるほうが圧倒的に簡単です。
- 月額料金が圧倒的に安い
- 自分にあったムダのないプランにできる(変更も簡単)
- 3大キャリアに比べて、最低利用期間が短い
格安SIMが安い理由は「運営会社のコストを少なく抑えている」から
格安スマホはどうして安いのか?というと、格安スマホ会社は大手3キャリアほどコストがかかっていないからなんです。
大手3キャリアは、携帯基地局などの通信施設や全国展開しているショップ、端末や各種サービスの開発などに多くのコストをかけてきました。そのおかげで私たちユーザーは高品質のサービスを受けることができているんですけれども、やっぱりちょっと高く感じてしまいますよね。
格安SIMは、販売に関わる大きな費用が大手3キャリアに比べて費用が、かかっていません。大手携帯会社から借りている回線も需要に応じて借りているため、不要な支出を出さずに安価でサービスをユーザーに提供することができるのです。
余分なセットプランがない
大手キャリアから回線を借りていることや、店舗を持たない企業努力によってコストを抑えているので、格安の通信量で提供できることから、大手キャリアによくあった謎の「〇〇コンテンツ料・〇〇利用料」などの不要なプランを押し売りする必要がありません。
格安SIMの4つのデメリットと対策
格安SIMに乗り換えるにあたって、もちろんデメリットもあります。
通話料が定額じゃない(対策あり)
よく電話する人にとって、ちょっと大きい問題かもしれないのですが、通話料が定額ではありません。
3大キャリアの場合、電話をどれだけかけても固定金額というところが多いですが、格安スマホの場合は定額がほとんどなく、だいたい20円/30秒です。
だから、ものすごく長電話をたくさんするという人だったら悩ましいところです。長電話をたくさんする人の解決策としては、LINEを使うことが一つ挙げられます。
LINEはデータ通信ですから、通話料もかからず通話することができます。仕事でLINEを使うというのは、まだ一般的ではないかもしれませんが、家族間や友達と使うだけならLINEが十分に役割を果たしてくれます。
LINEの他にも、Viberやskype、Facebookの提供するMessengerなどを電話として使うことも可能です。キャリアの提供する電話ではなく、LINEなどの無料コミュニケーションアプリでの通話機能を使う人も増えてきています。
どうしても電話がいいという場合や、10分以内の電話をたくさんかけるのであれば、かけ放題無料というオプションをつけることができます。だいたい1,000円前後の値段なので、どうしても必要という場合はこういうのを付けてもらったらいいと思います。(契約するるプランによる)
月間2時間未満の電話量であれば格安SIMがお得なんです。また、格安SIM会社が提供するアプリを使うことで、30秒あたり20円だった通話料を10円にできたりします。
人混みや時間帯で、通信速度が遅くなる傾向がある
人混みで通信が遅くなったり、多くの人が回線を使う時間たいは速度が遅くなる傾向があります。
通信が遅くなる理由としては、格安SIM会社が借りている周波数帯が需要より少ないことが一つあげられるようです。
ただ、遅いと言っても大手3キャリアよりも遅いというだけで、通常使用であれば通信速度に困ることはほとんどないのです。
とくに自宅にwi-fiがある人であれば、そんなに困らないと思います。
仕事でバリバリ使う人というのは説明しなくても分かっていると思いますが、実体験としては、日常的に使用する分には困りません。(実際困ったことがありません※経験談)
どうしても通信速度を求めるのであれば、「UQモバイル」や「Y!Iモバイル」は大手キャリア系列のブランドだけあって、格安スマホの会社の中でも通信速度が速くなっているようです。これはMMD研究所の「2018年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」がなされています。
キャリアメールが使えない
キャリアメールが使えません。
@docomoや@softbankという@マークの後にキャリア名がついているメールはキャリア固有のものなので使えなくなります。
ただ、別にキャリアメールが使えないといっても、Gmailなどを使えば問題ないと思います。
格安スマホの中でもUQモバイルなどキャリアメールのサービスを提供しているところもあるようです。正直、キャリアメールを使うメリットはほとんどなく、必要はあまりないかなと思います。
端末が壊れた時の代替端末は自分で用意する
端末が壊れた時はメーカー修理になるので、修理期間の間に使う代替端末の用意は自分でしなければなりません。
どんどん端末の性能も上がり、衝撃に強くなったり、水に強いようになってきていますのでここは個人の判断です。
店頭サポートが受けられない
格安SIM事業者は店舗がない場合が多く、キャリアのようにわからないことがあったらショップに駆け込むようなことができないです。
ただし、店舗を設けない企業努力により毎月のコストを安く提供できるわけですから、少し勉強すればわかることが大半です。
- 電話をよく使う人は、LINEに切り替える or かけ放題オプションをつける
- 人混みや時間帯で通信速度が遅くなる傾向があるが、実際困ったことがない
- キャリアメール(@docomoとか)が使えないが、gmailでいくらでもメアド作れるので問題ない
格安SIMに変えるときのよくある質問

短期違約金は契約期間中に解約すると発生する
皆さんも「2年縛り」という言葉をよく聞くと思います。
携帯の場合は契約してから24カ月以内に解約すると短期違約金が発生します。契約年数などの条件で金額は変化しますが、だいたい1万円ぐらいかかります。この短期違約金については結構問題になっていて裁判になったりもしています。
違約金を請求するキャリアの言い分としては、携帯代の値引きや特典などのさまざまなサービスをしているのに24カ月以内に解約されてしまうと、キャリア側にとっても損だから違約金が必要になるということのようです。
キャリア側の言い分に一応は納得したとして、それなら24カ月以降は違約金なしでいつでも解約できると思いますよね。でも、なぜか24カ月目以降の「解約チャンスが2年ごとに2カ月しかない」のです。また自動で更新されていくので知らないだけで損をします。
SIMロックってなに?
SIMカードの使用を制限する機能です。
大手キャリアからスマホを買った場合というのは端末本体に「SIMロック」がかかっています。SIMロックとは例えばドコモで買ったらドコモ回線でしか使えないようにしているのがSIMロックです。
3大キャリアは、自社から乗り換えられたくないわけですので、自社のSIMしか使えないようにしていることがSIMロックです。
海外キャリアとは異なる日本独自の仕様で、ユーザーからすると困った機能ですよね。ただ、手数料を支払えばSIMロックを解除できる場合もあります。(対象外の端末もあります)
今、使っている携帯をそのまま使う場合は、SIMロック解除が必要
今、現在使っている携帯をそのまま使う場合はSIMロック解除が必要になります。
SIMロックとは契約したキャリアのSIMカード以外使えないように端末にロックをかけることです。SIMロックがかかっている場合、他社のSIMカードではインターネットや音声通話ができません。キャリアを乗り換えても同じ端末を使用したい場合、このSIMロックを解除する必要があるのです。
インターネット・電話・ショップのいずれかで解除できます。ソフトバンクを契約しているんだったらソフトバンクのマイソフトバンク。ドコモならマイドコモとか、もしくは電話かショップにてSIMロックを解除してもらいましょう。
2019年現在、総務省のSIMロック解除関係の現行ガイドラインでは「事業者は、原則として自らが販売した全ての端末についてSIMロック解除に応じるものとする」※5と明記されており、どのキャリアでも端末のSIMロックを解除できるようになっています。
SIMロック解除は、3キャリアそれぞれ多少の違いはあるものの、SIMロック解除の対象機種かつ購入から100日経過していれば解除が可能です。現在使っているキャリアの店頭またはオンライン等で手続きをすることができます。オンライン以外の方法でSIMロック解除を行うと3,000円程度の手数料がかかってしまうので、可能であればオンライン上で手続きすれば無料なのでこちらをおすすめします。
SIMロック解除はこちらからどうぞ!
Web上でSIMロック解除手続きができるようになった
不親切対応の例を挙げましたが、2019年3月現在ではほとんどないのではないかと思います。
なぜなら、平成30年6月6日に総務省から大手3キャリアに向けて出された「モバイル通信市場の公正競争促進に向けて措置すべき事項について(指導)」で「MNPに際して、移転元事業者による強引な利用者の引き止めが生じないよう、対面や電話による利用者への対応等、利用者の引き止め機会となる手続を行わずに事業者間移転が可能となる手続を確保されたい」※4と明記されており、正当な理由なくこれにSIMロック解除に応じない場合は業務改善命令の要件(電気通信事業法第 29 条第1項第12 号)に該当することになってしまうからです。さらに店頭や電話を介さずにweb上でSIMロックの解除手続きが行えるようになりました。
引き止められたとしても、そこを乗り越えれば携帯代が安くなりますから、負けないで!
- 2年縛りの解約チャンスは、2年ごと2カ月間しかないが、即解約すべし
- 今、使っている携帯をそのまま使う場合は、SIMロック解除が必要
- Web上でSIMロック解除手続きができる
解約時、端末代金を一括で請求される?
大手3キャリアで契約している人の多くは、端末代金を24カ月分割払いにしている人が多いと思います。そうすると、もし格安スマホに乗り換えた場合に端末代金の支払いだけが残ってしまうわけです。
端末代金の払い残しがあった場合、格安スマホに乗り換えるときに「残金を一括で払ってください」と言われてしまうことがあります。そういうことを耳にすると、乗り換えに踏み出せない人もいるんじゃないでしょうか?
通常、解約しても分割払いは継続される
通常、これまでの支払いに問題がない場合は、一括請求を希望しない限りは「一括で支払ってください」ということにはなりません。
以下は、各大手キャリアの解約した際の分割払いに対する回答になります。
au:「ご解約後、分割支払金のみ引き続きご請求させていただきます。※解約後に分割支払金額の一括清算を希望される場合は、KDDIお客さまセンターまでご連絡ください。」※1
ドコモ:「引き続き、分割でお支払いいただきます。なお、分割支払金/分割払金の残額をドコモショップにて一括でお支払いいただき、ドコモの分割払い(個別信用購入あっせん契約/割賦販売契約)を終了することもできます。※引き続き分割でお支払いいただく場合、今までのお支払い方法が継続されます。」※2
SoftBank:「一括払いは必要ありません。ご解約時に機種の分割支払金が残っている場合、お支払い完了まで引き続き分割でお支払いただけます。」※3
このように本人が希望しなければ、一括請求されることはないと思っていいと思います。これらの回答は各キャリアのよくあるお問い合わせにて確認することができます。もちろん、一括支払いを希望する場合は残金一括支払いが可能です。
端末代を一括請求されたとしても、元々支払うお金だから損も得もない
携帯電話の端末代金は、分割払いか一括払いの違いだけです。
格安SIMに載せ換えたところでスマホの機種代金においては損も得もないのです。
今までは分割で支払えていたのが、残りを一括で払わないといけなくなったから損をした気分になるだけなのです。
結局先に払うか後に払うかの違いだけであって、最終的にはどこかで払わないといけないので、解約をする時に店員さんが損をするという言い方をしてきたりしますけど、結局損も得もしていないのです。
一括で支払うことになったら確かに目の前のお金がなくなるので嫌な気持ちになりますが、乗り換えたあとは毎月の生活が楽になります。
大手キャリアでスマホを買った段階で既にローンを組んで借金をしてしまっているので、どこかでちゃんと返さないといけないわけですよね。
キャリアが端末代金の一部を負担してくれるのは、解約させないための作戦
キャリアが携帯端末代の一部を負担してくれるのもキャリアの作戦です。
例えば、端末代金10万円のうち3万円の端末代金をキャリアが負担するというプランに申し込んだとします。皆さんが支払う端末代金は7万円です。そうすると2年間で3万円の得になります。ただし、途中解約するとキャリアが負担するはずだった3万円も請求されます。そういう仕組みになっていると途中解約しづらいですよね。
せっかく端末代の3万円を得しているのだから解約するのはもったいない!と思うかもしれませんが、大手キャリアから格安SIMにすることで、毎月3,000円得することになれば、1年間で36,000円、2年間で72,000円お得になっているのです。
本来のキャリアが負担してくれるはずだった端末代を払う必要が出てきて負担が増えたように思うかもしれませんが、ほとんどの場合、早く乗り換えた方が得です。
- 端末代を一括請求されたとしても、元々支払うお金だから損も得もない
- キャリアが端末代金の一部を負担してくれるのは、解約させないための作戦
キャリアは解約されたくない!乗り換え時の不親切対応への対策は?
大手3キャリアから格安スマホに乗り換えるときに、必ずではありませんが不親切な対応を受けるときがあります。キャリアとしては、やはり顧客を逃したくないので引き止めに力が入ります。
携帯が壊れる?通信が極端に遅くなる?お得なキャンペーンがすべて適用されなくなる?
私や友達の周りで実際に起こった出来事なのですが、「最悪携帯が壊れる場合がありますよ」とか「新しい会社では通信速度が極端に遅くなって、できなくなる場合がありますよ」とか、「お得なキャンペーンも全部適用されなくなってもったいないですよ」など、電話でものすごく引き止められたりしました。
すごく不親切な対応をされたり、なぜか電話口で怒られたりとかありますが、ユーザーとして適切な流れにそって行動しているので粛々と対応しましょう。
格安スマホに変更した場合のデメリットは、自分で情報を確認しておき事前に基本的な知識をもっておくことが大切です。
格安SIMカードのデメリット10個
- 初期設定は自分で行う
まず、格安SIMカードの初期設定は自分で行うことが多いのが基本です。
家電量販店でサポートを受けることもできる場合もありますが、ネット通販で手に入れた場合は基本自分で行わなくてはなりません。 - 困ったときのサポートが手薄
格安SIMの場合、町中にあるようなキャリアショップでは対応してくれません。
また、そういうキャリアショップがとても少ないため、自分で対応するか調べる、問い合わせをするなどの対応が必要になります。 - とにかく数が多い
格安SIMによっては安いところもいろいろありますので、上手に比較検討する必要があります。とにかくいろんな業者が入ってきて特徴もバラバラですから、数が多い中から自分で調べる必要があるのです。 - 通話なしプランの存在
根本的にキャリアスマホとは違いますので、プランの構成も特殊です。
実は通話ができないプランというのもありますので、通話がなくても安い方がいいのかどうかを調べましょう。 - オプションサービスの複雑さ
場合によってはオプションサービスも複雑です。
同じ格安SIMを使っていても金額に差が出ることもありますから、オプションサービスまで含めて比較するとかなり大変なことになるでしょう。 - 通話が割高
格安SIMに載せ換えることで損をする人はどういう人か?というと、「電話発信がとても多い人で月間3時間以上電話する人」です。10分以内の通話が多いとか、ちょっとした用事の電話が多いとか言うだけなら、格安SIMで電話のかけ放題オプションをつければ1,000円弱で済みます。
もし通話を多く使うというのであれば、通話が割安なプランを探しましょう。
ですが、全体的に格安SIMは通話プランの割引はあまりありません。
場合によってはキャリアスマホより高額になる可能性もあります。 - 通信品質はやはりキャリアに劣る
一般的なキャリアスマホよりも通信品質が劣る傾向があり、つながりにくいという意見もあります。特に昼休みの時間や会社の就業後は遅いという意見もあります。 - 家族間割引がない
家族間割引がないことやポイントの共有などができないことも多く、今まで家族間割引やポイント共有で割安になっていた人なら、家族間割引がないのは大きなデメリットになるでしょう。 - 端末の保険はない
スマートフォン端末に何かあったときでも、サポートしてくれることはありません。
格安SIMで端末の保険や保証を探すなら、家電量販店のサポートや端末販売会社の保険を利用するしかないのです。
格安SIMカードをおすすめしない人5タイプ
ITに疎い、苦手な人
まず、ITに疎いとか苦手な人にはおすすめできません。
IT界隈やデジタルに苦手意識があり、それでもスマートフォンを持ちたいという人であれば、キャリアスマホでも悪い選択肢ではないのです。周りにサポートしてくれる人がいたら別ですが。
サポートが必要な人
定期的にサポートが必要だったり、ショップで適切なサポートを欲していたりするという人であれば、ショップが多いキャリアスマホの方が良いでしょう。
特にショップに問い合わせをする人にとっては、ショップの少ない格安SIMはおすすめできません。
通話をいっぱいしたい人
格安SIMの場合、通話ができなかったり通話料が割高になっていたりするプランが結構あります。このため、通話をいっぱいしたい人はまだキャリアスマホの方が安くなる場合もあるでしょう。
海外出張でローミングを使う人
海外出張でローミングを使う場合、格安SIMでは使えない場合もあります。
海外SIMに切り替えるのが面倒な場合なども、格安SIMよりキャリアスマホの方が良いでしょう。
ポイントや家族間割引を重視する人
格安なことよりもポイントや家族間割引があることを重視する場合、ポイントや家族割サービスが充実しているのはやはりキャリアスマホの方です。
格安SIMはポイントや割引がない分、もともと安い傾向がありますので、比較してみましょう。
乗り換えたい!実際、SIMに乗り換えはどうやるの?
「本体+格安SIM」を購入する or「格安SIMのみ」の2パターン
格安SIMのみを購入する場合は、別途自分で端末を用意する必要があります。
現在、使っている端末を引き続き使いたいときは、SIMロック解除の手続きが必要になる場合があります。自分の端末がSIMロック解除が可能かどうかは各キャリアで調べることが可能です。
「電話番号を変えずに使いたい場合」はどうするの?
MNP(ナンバーポータビリティ)という制度を活用します。MNPは契約会社を変更しても、利用している電話番号をそのまま継続して利用できる仕組みです。(一部利用できないプラン有り)
実際の載せ替え方法ですが、会社によって細かいやり方が違ったりするので、乗り換える先の会社で教えてもらったりするのがベストですが、仮にauで契約していて、新しい格安SIMの会社に同じ番号のまま載せ換えたいなら、auに連絡して13桁のMNP番号をもらいます。このMNP番号を新しく格安SIM会社で契約するときに入力すれば、電話番号をそのまま引き継げます。
今使っている電話番号を継続して使いたい場合は、
- 契約中の携帯電話会社にてMNP転出の予約番号を取得して各種手数料を支払う
- 電話番号をそのまま使いたい場合は、そのMNP転出の予約番号を持って新しい格安スマホの会社と契約
- 乗り換え先キャリアの開通と同時に今のキャリアとの解約が成立。
ちなみに、MNP予約番号は有効期間が15日しかないので手続きは早めに行う。
また、DMM mobileでは、MNP予約番号の有効期間が10日以上ないと契約が行えないそうなので注意が必要です。もしも10日未満の場合はMNP予約番号を再発行しましょう。
MNP番号の取得方法(2019年3月現在)
- ドコモ:パソコン、電話、各店舗にて手続きが可能です。ただし、一括請求/一括送付サービスの代表番号、もしくは3回線以上でファミリー割引をご契約の代表回線の場合は、オンライン上で手続きができないので、電話または各店舗にてMNP予約番号を取得しましょう。
- au:電話または各店舗にてMNP予約番号を受け取ることができます。
- Softbank:157に電話をするか、各店舗でMNP予約番号を受け取ることになります。
届いたSIMカードを差し替えて設定しよう
登録が完了したらSIMカードが自宅に送られてきます。
そのSIMをSIM対応スマホに差し込めば基本的な設定は終わりです!
SIMカードのセット方法
SIMカードを端末にセットする方法はSIMカードスロットの種類によって2つに分けられます。SIMカードをそのまま挿し込むか、引き出したSIMカードトレイにSIMカードを載せて挿入する方法です。
挿し込む方向に気をつけておけば、初心者でも簡単にセットすることができます。
SIMカードの設定方法
差し替えた後の詳しいやり方は、会社ごとにやり方が違っているので、当然ではありますが説明書通りにやりましょう。わからなければ問い合わせをすれば丁寧に教えてくれますし、そこまで難しいフローはありません。
ちなみに、端末とSIMカードをセットで買った場合はすでに設定が済んでいるため、SIMカードを挿すだけで利用することができます。
SIMが届いて設置OK!でもなぜか使えない…という時はプロファイルのダウンロードが必要な場合が多いです(僕もそうでした笑)
格安SIMの会社名とプロファイル「例:LINEモバイル プロファイル」などで検索すればdownloadページが出てきますので、こちらをインストールしてみてください!
格安SIMのおすすめは、この2社が完全おすすめ決定版!
オススメの格安スマホ会社についてなのですが、例えば、LINEモバイル、
mineo(マイネオ)、楽天モバイル、DMM mobileなど30社ほどと多くありますが、どこの会社を使ってもらっても差はそこまでないと思いますので本人の好みの問題になってきます。
ただ、会社によって提供している周波数帯が異なるので自分で端末を購入する場合は格安スマホの会社が利用している周波数を確認して購入する必要があります。
今使っている端末を利用する場合にも、キャリアが販売している端末というのは自社の提供する周波数に調整されているため、ほかの通信会社のSIMに差し替えた場合に今まで使えていた周波数が利用できなくなる可能性があるのです。
今、ドコモを使っているのであればドコモに対応した格安スマホ会社を使ったほうが楽です。元々ドコモを使っていて、auの回線を使っている格安スマホ会社に乗り換えることもできるのですが、それにはSIMロック解除というのをしないといけなくなるので、初心者でよく分からない人は、元のキャリアに対応している格安スマホ会社に変えるといいと思います。
そして、使用中の端末が契約しようとしている格安スマホ会社で動作するかどうかは、格安スマホ会社が自社のHPで動作確認端末一覧を掲載していますので、事前に確認しておきましょう。
ドコモ・au・ソフトバンク回線すべて使える。
専門ショップも増加中で全国130店舗以上あるので、どこでも買えるのもネットにあまり詳しくない…という人の味方になります!即日開通も魅力です。
速度も申し分なく、すべての要素を抜かりなくクリアしているので、初SIMはマイネオで決まり!
ドコモ・ソフトバンク回線が選べるので全く問題なし!
通信量はどれくらいが適切?使いながら合ったプランに変えていこう
データ容量プランをどれにするかで迷う方が多いですよね?
通信量の制限は大手3キャリアにもあります。たくさん動画を見て通信量を使うなら、格安SIMで大容量のプランを契約したほうが安いです。月末に通信量が足りないのであれば、買い足すこともできます。
最適な容量プランを選ぶには、自分が今使っているデータ通信量を確認してみましょう。スマホの本体のデータ保存容量ではなくて毎月データ通信容量を見ます。
よく分からない場合は、格安SIMの7ギガプランで契約して様子を見るのもいいと思います。
大手キャリアも7ギガが基本になっているので、自分の使ってる通信量を毎月確認しながら「3ギガしか毎月使わないんだな」と思うならプランを下げるとか、10ギガ使うんだったらもうちょっと上げるとか、実際に使って調整していくといいと思います。
- 格安SIMに載せ換えることで損をする人は「電話発信がとても多い人で月間3時間以上電話する人
- 困ったらmineoかLINE MOBILEの7ギガを契約し、自分に合ったプランに変更していく
違約金を払ってでも格安SIMに変えたほうがいい?
【結論】すぐ乗り換えましょう!
違約金はSIMに乗換え後の支払い差額で元が取れます
違約金以外にも事務手数料やMNP乗り換え費などの費用がかかるのではないかという疑問がありますよね。
乗り換え(MNP)の場合には3つの費用がかかります。現在契約中の携帯会社では、MNP転出手数料と契約解除料。新しく契約する携帯会社では契約事務手数料がかかります。
いろいろと費用がかかってきますが、すぐ格安スマホに乗り換えたほうがいいと思います。
なぜならば違約金を取られて事務手数料などの費用がかかったとしても、格安SIMに乗り換えて月額3,000円〜5,000円など安くなった分ですぐに元が取れるからです。
仮に月々3,000円安くなったとしたら、1年で36,000円変わります。1年で元は取り戻せますよね。一時的に違約金や手数料を払ったとしても早い人では2~3カ月で元が取れるので、トータルで得をするほうをどんどん選択していってほしいのです。
とはいえ、もしかしたら「一括で支払ってください」と言われることがあるかもしれまでん。そういうときは端末代金の残金を支払ってでも変更しましょう。
そもそも端末代金というのは、キャッシュバックや「実質0円」と言われて安くなっているような気がしても、通信料で携帯端末代金を回収されているので実はそんなに得しているわけではないのです※総務省資料
キャンペーンやオプションが付いて端末代金が安くなってお得に見えても、結局私たちが損をするようにできているんです。
もしも大手キャリアを解約して格安スマホに移ろうとした際に「解約したかったら一括で端末代金払ってください」と言われてもトータルで見ると変更したほうがお得なのです。
結論だけ言うと、格安スマホに変えたら基本的にはOKです。
この3キャリアを使っている人であれば格安スマホに乗り換えると安くなる人がほとんどだと思います。
端末代金の一括払いで一時的に損をしたりするかもしれませんが、トータルで考えれば乗り換えたほうが高い割合で得になるということを覚えておいてください。
目の前の損得だけを見るのではなく、大きな視点で見てみましょう!
【即変更】解約違約金1万円は、格安SIMに乗り換えれば2~4カ月で取り戻せる!
格安SIMへの乗り換えるなら、違約金がかからない更新月が来月や再来月ではない限り、早めに解約したほうがお得です。
解約違約金は約1万円ほどかかります。違約金がかからない期間は2年ごとに3カ月間あります。
解約違約金があるなら更新月まで待てばいいと思いますか?
計算してもらうと分かりますが、格安SIMに換えるだけで月々3,000~5,000円ぐらい得することになりますので、1カ月で5,000円得するとなると、2カ月で1万円得するわけです。2~4カ月で元が取れるなら早く格安SIMに換えたほうがお得なのはわかりますよね。
でも、目の前の解約金1万円を惜しんで格安SIM変えないと、結局もっと損してることになります。
「端末代を一括で払うのが難しい人」こそ、すぐに乗り換えるべき!
端末代を一括支払いするお金が用意できない人こそ、親などから借りてでも早く格安SIMに換えたほうが得です。毎月、親に金利なしで毎月5,000円返していけば、6万円を借りても一年で返せるわけです。
もちろん、いろいろ事情があるので、親族に借りられない人もいると思いますが、計算上の話だと、カードローンを使っても得です。
ただ、カードローンの借りすぎや浪費には注意してください。浮いた分を使ってしまったら、地獄のカードローンが始まってしまうので、ちゃんとコントロールできる人じゃないとあまりおすすめはできません。できれば親や親族に借りてください。
支出の見直しは、毎月出ていく「固定費」を削るべし!
毎月の固定費に対して、すごく敏感になってほしい!お金に困っている人ほど軽視しがちです。
なぜならば、例えば6万円の買い物を一括で購入すると言うと、ちょっと高いなと思う人は結構いると思います。でも、6万円を12回分割払いで月額5,000円の支出と言われたら、最終的に払う金額が6万円以上だと分かっているのに「まあ、いいかな」みたいになったりしませんか?
一括で払うとなると躊躇(ちゅうちょ)してしまうのに、分割で月額5,000円という単位になったとき、人間ってどうしても「5,000円ぐらいなら…」と、感じてしまって割と注意しなくなってしまうんです。
ただ、「固定費」というのが支出の見直しをするにあたってすごく大事になってきます。
まず抑えてほしいのは月々の固定費ですので、一括で払うものよりも月々の固定費にすごく敏感になってくださいね!
みんな大好き!LINEの引き継ぎは?
LINEを引き継ぐには、キャリアから格安SIMに乗り換えてもLINEは引き継ぐことができます(結構心配しますよね・・・)
LINEの引継ぎにはメールアドレスの登録が必要です。また、LINEキープなどを利用することでトーク履歴も引き継ぐことができます。
格安SIMの場合、「LINEモバイル以外」では年齢確認ができないので、年齢認証に関連するIDなどの機能が使えなくなります。
- 【iPhone】「設定」の「トーク」→「トークのバックアップ」でiCloudのバックアップ
- 【アンドロイド】トーク画面の「トーク設定」→「トーク履歴をバックアップ」でバックアップし、バックアップしたファイルを新しい端末にコピーして「トーク履歴をインポート」で復元
格安SIMまとめ
支出を抑えたいと思ったら、まずば生活に支障のないところから見直していきましょう。
格安SIMに乗り換えるだけで、月3,000円安くなるとして、4人家族だと年間14万円以上の支出が減ることになります。
知っている人と知らない人では年間の出費にだいぶ差つきますよね。
格安SIMは、大手3キャリアよりも通信速度が遅くなったり場合もあるかもしれませんが、携帯が使えなくなるわけではありませんし、僕は格安SIMを3年ほど使っていますが、日常使用されている方であれば困らないかなと思います。
毎月の固定費は、例え数百円であったとしても年数が積み重なると本当に大きな金額になります。
一生懸命、電気を消す節約をするよりも、格安SIMに乗り換えたほうが意識しなくても効果が大きいですし、格安SIMに乗り換えたところで生活水準は落ちません。
「意識しなくてもお金が貯まる仕組みを作ることが大事」です。
今回は携帯代金の見直しについて話しましたが、これ以外にも使ってないジムの会費や読まない新聞、カードの年会費など、いろいろ毎月の固定費はある人はいると思うので、ちゃんと見直して欲しいなと思います!
まだ格安SIM携帯に変えていない人は、いますぐ行動すればするだけ無駄な出費を抑えることが可能です!
- 解約違約金1万円は、格安SIMに乗り換えれば2~4カ月で取り戻せる
- 「端末代を一括で払うのが難しい人」こそ、親族に借りてでもすぐに乗り換えるべき!
- 意識しなくてもお金が貯まる仕組みを作ることが大事

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ドコモ・au・ソフトバンク回線すべて使える。
専門ショップも増加中で全国130店舗以上あるので、どこでも買えるのもネットにあまり詳しくない…という人の味方になります!即日開通も魅力です。
速度も申し分なく、すべての要素を抜かりなくクリアしているので、初SIMはマイネオで決まり!
ドコモ・ソフトバンク回線が選べるので全く問題なし!
※※引用元※※
※1 発行者:KDDI株式会社、よくあるご質問「au携帯電話を解約した場合、端末の分割支払金残額の支払いはどうなりますか?」、URL:https://www.au.com/support/faq/view.k1112050639/、閲覧日:2019年2月11日
※2 発行者:株式会社NTTドコモ、よくあるご質問「ドコモのケータイ回線の解約/携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)による解約をした場合、ドコモの分割払い(個別信用購入あっせん契約/割賦販売契約)の分割支払金/分割払金はどうなりますか?」、URL:https://faq.nttdocomo.co.jp/faq/p/detail.do?seq=300259&scn=CS14U030&sts=LNK_K&kw=%95%AA%8A%84%81%40%89%F0%96%F1&fi=6&ff=0、閲覧日:2019年2月11日
※3 発行者:ソフトバンク株式会社、よくあるご質問「携帯電話を解約する際、機種の分割支払金は一括払いが必要ですか?」、URL:https://www.softbank.jp/support/faq/view/10897、閲覧日:2019年2月11日
※4 発行者:総務省、「モバイル通信市場の公正競争促進に向けて措置すべき事項について(指導)」、URL:http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000486.html、閲覧日:2019年2月11日
※5 発行者:総務省、「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」、URL:http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/eidsystem/competition12_01.html、閲覧日:2019年2月11日