あなたが今人生の分岐点に立っているとします。そこで必要になってくるものといえば、それは新しい人との出会いです。新しい人との出会いは、どんな体験よりあなたの価値観を変える可能性があります。この出会いで重要になってくるのが面接です。
もしあなたが入りたい企業がある場合、採用される確率が上がるテクニックがあればどうでしょうか。出会いの数だけ目の前のチャンスが広がりますね。今回はそんなチャンスを広げる入り口のお話しです。
一社受からなかったから、あなたがダメというわけでは決してない!
まずどんなゲームも攻略法があるように、どんな面接にも受かるコツはあります。まずは見た目を清潔に整えること。そこがまずはじめの一歩です。
しかし見た目を整えて、会話が弾んだのに面接で落ちることもよくあります。面接はマッチングの場です。マッチング出来なかった場合、どちらが悪いというわけではなく、企業との相性もあるでしょう。一社受けて落ちたからといって、あなたが悪いわけではありません。
ここに書いている項目を全部試しても、受からないものは仕方がないのです。それを念頭に、できる準備はちゃんとしていきましょう。
面接に受かるために必要なもの
清潔感
まずどんな仕事でも、清潔感がいらないという仕事はありません。清潔感は目の前に対する人への誠意であり、それを持っていないとどんないい仕事ができていても、信頼感が下がってしまいます。面接では「いつも通りの恰好でお越しください」といわれることもあります。
スーツならまだ基準が決まっているので、わかりやすいかもしれませんが、自由な恰好でいいと言われると逆に難しいですね。こんなとき、普段の自分を知ってもらおうと寝起きのままのような恰好で行くのは良くありません。普段のシャツでもいいのですが、綺麗に洗濯をしたもので、ひげは剃って、爪は短く切り、髪はとかしてなど身支度を整えることは、相手を不快にさせないための心遣いです。
清潔感がない人が受かることはまずないので、基本を守っていきましょう。
会話のキャッチボールができる
面接官に話しかけられるととても緊張しますよね。しかし相手は緊張しているかよりも「この人うちの会社に入ったとき、ちゃんとまわりとコミュニケーションが取れるかな」という目線で見ています。
つまり会話の内容も重要ですが、会話そのものに対する姿勢も見ているのです。自分に投げられた質問なのに。答えないまま面接官に質問を投げ返したり、聞かれたことに対して単語で答え、いつも面接官が会話を投げかける。これでは会話のキャッチボールができているとは言えません。
会話のキャッチボールは、相手の会話を受け止めて、また相手が取りやすい位置や速度で投げ返す行為です。面接官も人間です。やはりキャッチボールができる人と一緒に働きたいと思いますよね。
下調べができている
自分が入りたい会社なのに、その会社について何も調べてきていない。こんな人がたまにいますが、これでは面接官は「ではあなたは一体なぜこの会社に入ろうと思ったのか」と疑問を抱いてしまいますよね。
この企業に絶対入りたいという思いがあれば、いろいろと下調べしてきているのが自然な話です。むしろ下調べがないまま挑んで失敗することを恐れるはずですから。
今は誰もがスマートフォンを手元で操れる時代です。時間があるときに、どんな質問が飛んできてもいいように、下調べができているのはもはや常識です。
姿勢がいい
面接をしているときに、椅子の背もたれに大きくのけぞって面接官より大きな態度を取る人もいますが、これはNGです。おおげさに腰を低くする必要はありませんが、こちらは時間を割いて面接を受けさせてもらっている立場です。
もちろん双方にメリットがあるからこそのことですが、こちらは時間をもらっているという謙虚な姿勢が必要です。謙虚な気持ちでいればのけぞるような大きな態度は取れないはずです。面接に受かるコツは、この人と働きたいなと思ってもらうことです。
歩み寄る体勢でいる
話を進めていく中で、両者ここはこうしたいと譲れない部分が出てくることもあります。そんなとき「自分は早く寝なければいけないので、午後6時以降の残業は絶対に無理です!」と突っぱねてしまう人と「一日一時間までなら残業できます。残りは朝早めに来ることでカバーできます。」という人なら面接官は後者を選びますよね。
自分がこの企業に本当に入りたいと思っているのなら、条件がぶつかっても妥協案を探すはずです。この歩み寄る体勢ができているというのはとても大切で、これから先一緒にいろいろな仕事をしていくなら、このように考えが柔軟な人の方が仕事を乗り切っていけると判断されやすいでしょう。
クセがある(※企業方針による)
どこに行ってもリクルートスーツを着て、同じような質問をされ、模範的な回答をすれば受かる訳でもありません。面接官はたくさんの人をみていますので、テンプレート的な問答は聞き飽きています。
各個人の熱量がある「クセ」を、受ける企業に大して熱く話せることが「お!」っと思わせるポイントでもあります。小手先だけのテクニックだけでなく、本当に自分が成し遂げたいことをリアルにはなしてみるのも一つかもしれません。
まとめ
あとは自分の将来性をアピールできたり、上手い言葉の返しができると評価は上がりますが、それはそれほど重要なことではありません。重要なのは人として誠意をもって面接に挑んでいるか。自分では当たり前のつもりでも、面接に受かる人は誠実さが面接官に伝わっているのですね。
しかし企業の中には、面接してみて始めて価値観のズレを感じることもよくあります。そんなときは自分の価値観を曲げる必要はありません。先ほど述べた通り、面接はマッチング。合わないと思ったらあなたからお断りすることもできます。無理はせず、清潔にして自然な会話を心がければ誠意は伝わりますよ。
面接に受かるために必要なもの
- ・清潔感
- ・会話のキャッチボールができる
- ・下調べができている
- ・姿勢がいい
- ・歩み寄る体勢でいる
- ・クセがある
誠意を伝えよう
でも自分の価値観までも変える必要はない