どんな目的で買うのか?
新築物件を新しく買おうと思ったら、莫大な費用がかかります。それに対して中古物件を買うなら新築物件の半額以下で手に入る場合もあるのです。今回はそんな中古の戸建て不動産の選び方をご紹介していきます。
中古の戸建て不動産を買うときに一番考えたいのが 、どんな目的で買うのかということです。中古の戸建て不動産を買うには、多くの人は二通りの目的があると思います。一つ目は綺麗に改装して人に貸し出し、不動産利益を得るのが目的の人。もう一つは自分が住むために中古不動産を買う人です。
今回はそれぞれの目的によって選び方が変わる、中古不動産の買い方をご紹介します。選び方を間違えると、取り返しのつかなくなる大きな買い物ですので、ぜひこの記事を参考にしてください。
人に貸すための戸建て不動産の選び方のコツ3つ
まずは人に貸すための戸建て不動産の選び方のコツをご紹介します。人に貸すために中古の戸建て不動産を買うのなら、自分だったらここに住みたいかということを基準に家を選ぶようにしてください。自分だったら絶対に住まないなと思う家は、人も借りることはないでしょう。人に借りられないと一円にもないならないので、そこは慎重に選んでください。
①場所にこだわる
人が「この場所なら借りたい」と思う場所を選ぶようにしてください。中には島にある一軒家など、珍しい物件もありますが、大体は利便性の良い場所がやはり人気です。しかし民宿を開きたい人に向けて島の一軒家を購入するのも一つの方法。ただし海沿いの家は、潮風に吹かれて劣化が激しく、管理が難しいのも現実です。
家は一回建てると簡単に移動できるわけではありません。そこの場所から動かすことができないので、立地には十分こだわってください。場所にこだわると、中身がイマイチでもその場所だけで、その家を借りたいという人も出てくるかもしれません。いい場所の物件は人気があるので常に情報をチェックしておきましょう。
②雨漏りしていないか
中古物件を選ぶ時に気にしたほうがいいのが、雨漏りがしていないかチェックすることです。戸建て物件の場合、古い家も多く、雨漏りしていると柱の中まで腐っている可能性もあります。すると耐震性にも影響が出てくるので、次に住む人の安全にも関わってくるでしょう。
雨漏りをしていると、天井にシミができているのがわかります。今現在雨漏りをしていなくても、天井にシミがある場合は、台風がやってきた時などに雨漏りをする可能性があるので要注意です。
③壁紙の張替は意外と自分でもできる
家の中の壁紙が色褪せていて日に焼けているという場合は、案外自分で張替えが可能です。 DIY の専門動画を見ていると、一人でも壁紙を張り替えることが可能なことがわかります。お値段も意外と安く一部屋につきだいたい4万円ぐらいあれば、六畳の部屋を張り替えることが可能です。
壁紙の種類によって値段は変わってきますが、日本製の壁紙はだいたい幅が広く貼りづらいことが多いので、外国製のものを使うと一人でも簡単に貼ることができます。
自分が中古物件に住むのなら
では次は、同じ中古の戸建て物件でも自分が住む用に借りる時の選び方をご説明します。
①自分の好きな家を買う
自分が住むための家を買うのなら、基本的にあなたの好きな家を買いましょう。家の綺麗さを重視するのなら新築に近い新しめの物件を。それよりもリーズナブルに住む場所を確保したいのなら、少し築年数が経っていても、不便な場所にあっても自分が許容できる範囲なら大丈夫でしょう。
築年数が経っている家は、シロアリが心配です。床下に潜って床下が湿っていないか、柱がシロアリに食われていないかをよくチェックして下さい。また地盤が傾いていると、それを根本から治すことはかなり不可能に近いでしょう。仮に出来ても莫大な費用がかかってしまいます。長く住もうと思っているのなら、土台部分をしっかり確認しておきましょう。
②地域の自治体の決まりをよく調べる
自分が住む家は、不動産収入用に買う家とは違う視点で場所を選ぶようにしてみましょう 。不動産収入用に買う時は、利便性が中心でしたが、実際自分が住む家となると簡単にその地域を出て行くことができません。そうなると肝心なのがその地域の自治体の決まりです。
都会では若い人は自治体に入らないのが当たり前という習慣が浸透していますが、地方の戸建て物件は自治体に入ることを要求される場合が多いでしょう。ゴミ捨て当番が決まっていて、朝早い時間に立ち番をしなければいけない地域など、それぞれの自治体の決まりは様々です。
自分が住もうと思っている地域の自治体のきまりをよく調べて、思わぬ出費や労力の消費に繋がらないように注意しましょう。それぞれの自治体の決まりはホームページに載っていないほど細かいこともあるので、実際に住んでいる人に、軽く話を聞いてみるのが一番確かです。
戸建て不動産の選び方まとめ
どちらの目的にせよ重要なのが場所です。やはり家のある場所は生活の拠点になるので、 その人のライフスタイルに大きく影響します。自分ならどこに住みたいかよく考えて、自分のための家なら、自分が好きな場所に。貸し出すための家なら、どんな人に貸したいか狙いを定めて家を選ぶようにしましょう 。
目的別に選び方を変える
人に貸し出す家は、
- 場所にこだわる
- 雨漏りしていないか
- 壁紙は自分で張り替えられる
自分で住むための家は、
- 自分が満足する家を買う
- 自治体のルールをチェックする
どちらも場所が重要!