考え方

ブラック企業を見分けるコツ5選

あなたは自分の会社がブラック企業ではないとはっきり言い切れますか?この質問にはちょっと迷ってしまう人も多いはずです。ブラック企業であるかそうでないかは、本人の感じ方でだいぶ受け取り方が変わってきます。しかしこれから紹介する特徴のある企業は要注意です。今回はブラック企業を見分けるコツをご紹介します。

ブラック企業に勤めるとどうなるのか?

一口にブラック企業といっても、いろいろなパターンがあります。暴力を振るうような企業は論外ですが、聞き心地のいい綺麗な言葉を並べて、あなたのやりがいを搾取してくる会社も中にはあるでしょう。ブラック企業に勤めると、知らず知らずのうちに色々なものを失っていきます。 

それは体力であったり精神力であったり、時間やあなたの大切な財産など。早い段階でブラック企業を見分けて、一刻も早くその場から離れる努力が必要です。こういったブラック企業ほど外から見た感じはいい会社に見えるものなので、間違って入ってしまうこともあります。ブラック企業の空気に染まらないうちに、早く辞めてしまうことが大切ですね。

ブラック企業の見分け方

①上司が人格を否定してくる

これは会社自体が人格を否定する空気なのか、会社全体の空気はいいのに上司だけがこういったことをしてくるのかでだいぶ立場が変わりますが、しかし上司があなたのことを人格否定している現場を見ているのに、見て見ぬふりをしている同僚や先輩がいる会社は、あまり良い会社とは言えませんね。

上司が部下を指導する時に注意することはよくあります。しかし頭ごなしに「お前は頭が良くない」「もう帰れ」など、ストレスをたんにぶつけているような怒り方は、指導とはまた違います。あなたの立場が下なのをいいことに、人格を否定してくる上司、またそれを見て見ぬふりしている同僚がいる会社は、あまり長くいると精神を壊してしまいます。

②給料の出ない時間外勤務が多い

仕事の時間が終わった後で、簡単に「ごめんこれコピーしておいて」とちょっとした仕事を頼まれることはよくあります。しかし本来なら就業時間は終わっているので「いつまでに必要な資料ですか?明日の朝でも大丈夫でしょうか?」ということを聞いても全然構わないのです。

これに対して怒るような上司がいる会社や、給料の出ないこういった時間外のちょっとした仕事をこなすのが普通な空気が充満している会社は、もう少し仕事とプライベートのメリハリをつけた方がいいかもしれません。仕事はあくまで仕事です。自分が許せる範囲なら構わないのですが、少しでも疑問を感じているようなら仕事先を変えることを考えてみてもいいのではないでしょうか。

③きれいごとで搾取してくる

「将来のため」「世の中のため」「あなたのため」そういった耳障りのいい綺麗事を並べてくる会社は要注意です。仕事に対する捉え方は人それぞれ違っていていいはずです。それなのに、仕事をすることで社会貢献を押し付けてくる会社や、誰もが仕事を生活の優先順位の一番におくことを強要する会社はあまり良くありません。

人には色々な価値観があります。本当ならそこまでやらなくていいということも、社会のためという言葉を使って来られると断りづらくなります。結局は会社の利益のためだったりするので、あまり言いなりにならないようにしましょう。

④辞めさせてくれない

一番わかりやすいブラック企業の特徴はコレですね。自分が他の会社に移りたいと思った時、上司に相談すると「人が足りないから辞めないでくれ」と言われたり「この職場で3年頑張らなければどこ行っても無理だ」というような根拠のない言い訳を言われたり。体験したことがある人も多いのではないでしょうか。

企業ごとに決まりがあるのは分かりますが、それよりも法律の方が強力な力を発揮します。本来なら常識的に考えると1ヶ月前に辞めることを伝えていればすんなり辞められるはずです。それを直前になって「聞いていない」と言い出すような会社は、絶対にブラック企業なので有無を言わさずやめてしまいましょう。もし訴えられたら相談機関に相談してください。 

全国労働基準監督署の案内
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/location.html

⑤話がコロコロ変わる

求人情報に出ていた条件と、実際の採用条件が違うということはよくある話です。ある程度はその求人情報が出ていた時期と採用の時期がずれていることで、条件が変わってきてしまうものかもしれませんが。採用が決まった後に話がコロコロと変わる企業は注意が必要です。

本来なら契約書類を作ってきちんと条件を定めることが必要ですが、ひどい企業になるとこの契約書類すら作りません。それなのに給料から保険料など謎のお金を引いているという企業も実際に存在します。明らかに法律違反ですので、辞める旨を伝えたら次の日から会社に行かなくても大丈夫です。 

ブラック企業を見分けるコツまとめ

もし条件に行き違いが生じたときに「全てあなたが悪い」という風な言い方をしてきたらかなりブラック企業の確率が高いでしょう。どちらかに非があったとしても、常識的な考え方をする会社なら、一方的な会話はしないはずです。ブラック企業に勤めていると、精神を病んでしまった場合回復するのに時間がかかるので、いち早くその場を離れることが肝心です。 

「もしブラック企業に入ってしまったら、精神を壊す前にいち早くその場を離れる」

・ブラック企業を見分けるポイント

  1. 人格を否定する発言
  2. 給料の発生しない時間外労働
  3. 綺麗事で搾取
  4. 辞めさせてくれない
  5. 条件がコロコロ変わる 

辞めると言って辞めさせてもらえない場合は、相談機関に相談することが大切

【個人で戦おうとすると言いくるめられることが多い】

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お金って大事だポン。 はじめての「おかねの、おはなし。」特別授業で学んだことを、 友達や家族に、おすそ分けする伝道師たぬき。